偽りの記憶 ~覚え間違いの心理学~ 放送大学公開講座2024
日程 |
2024年11月24日(日) 14:00〜15:30 定員に達しました!ありがとうございました。 |
場所 | 真庭市立中央図書館 3階 会議室 |
内容 |
多くの人は、 自分の記憶は正しいと考えています。 講 師 堀内孝さん 岡山大学教授・放送大学岡山学習センター客員教授 問合せ先 真庭市立中央図書館 申し込みフォーム |
報告 |
参加者:24人 「偽りの記憶」とは、「実際には起こっていないことを思い出すこと、あるいは、実際に起こったのとは異なるように思い出すこと」だそうです。日常の中でよく生じる偽りの記憶や人工的に作られる偽りの記憶のことなど、概要をお聞きした後、実際に全員で「心理学実験」に参加しました。すると、見事に(!?)偽りの記憶が発生。このような体験をした後に、続きのお話をうかがうと納得感が格段に上がります。堀内先生によると、どういう時に偽りの記憶が生まれるのかというメカニズムを知っておくと、思い込みによる事故などのニューマンエラーを防ぐことにもつながるということでした。また、人間の脳は自分の生存にとって必要なものを覚えておくようになっている。生存にとって不要なものは忘れて当たり前というお話にちょっと安心したりもしました。 参加した方からは、「ふだんからなぜだろうと思っていることにふれていただいて、とてもよかった。本で読むよりもお話をきくほうがいいですね」「質問コーナーで先生と直接話せてよかった」「記憶違いは年齢や性格によるものだと思い込んでいた。納得できる内容でよかった」などの感想がありました。
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