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令和3年8月17日~8月22日 図書館実習を受け入れました

2021年8月17日火曜から22日日曜まで、中央図書館では図書館司書の資格取得をめざすふたりの大学生の「図書館実習」を受け入れました。
 皆さんは図書館司書ってどんな仕事だか知っていますか?文部科学省の説明によりますと、「都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書相談などを行う専門的職員」となっています。司書になるにはまず、司書講習を受講または大学や短大で必要科目を受講して「司書資格」をとる必要があります。
 司書資格をとるには、図書館概論や生涯学習概論、情報サービス、児童サービス、情報資源組織論などなど13科目24単位の履修が必要です。図書館実習は選択科目なので必修ではないのですが、今回、ふたりの学生さんは「ぜひとも真庭市立中央図書館で実習をしたい!」と申し込んで来られました。実は、2018年に中央図書館が新規オープンしてから初めてのことだったので、十分なことができるか心配でした…。しかし、おふたりの熱い思いに応えなくてどうする!と、来ていただくことにしました。
 さて、どんな様子だったでしょうか。一部を紹介します!

毎朝、今日の新聞と昨日の新聞の入れ替えを行います。朝、配達されてきた新聞を前日の新聞と入れ替えて内容をチェック。真庭市に関わる記事や普通の書店に並ばないような本の出版情報などを複写し、職員間で回覧、業務に活かしています。
 絵本の読み聞かせに挑戦。

実習初日に図書館員のアドバイスを受けながら絵本を選び、練習。4日目に3か月のあかちゃんに読み聞かせを行いました。事前に想定していたよりも、月齢の小さいあかちゃんだったのですが、「絵がよく見えるようにもうちょっと近くで読みますね」とお母さんに声をかけたり、あかちゃんが目で絵を追えるようにゆっくり指さしするなど工夫されていて、「なかなかやるなー!」と思いました。最後は、一緒に手遊びをしました。みんないいお顔です。

利用者の方から「この本ないですか?」と尋ねられて、本を探しています。
図書館カウンターに入って、返却・貸出業務も行いました。

21日土曜日はDVD上映会が行われました。

3階映像シアターで受付の準備の様子。

毎週土曜日には発注した図書が納品されます。届いた本を段ボール箱から取り出し、納品リスト付き合わせて、冊数や内容、本の背に貼られているラベルに間違いはないかを確認。本の間にはさまっているハガキや出版案内などを取りのぞいて新刊コーナーへ並べる準備をしていきます。
 中央図書館の中には、月替りの特集展示のコーナーが全部で12カ所あります。今回、ふたりにも1カ所ずつ担当してもらいました。

 村上さんは1階ティーンズコーナーに「?」というテーマでセレクト。「これってどういうことかな?」という疑問に答えてくれるような本や、その本を読むことで「これってどういうことだろう?」と考えるきっかけになる本を選んでみたということです。2階の子どもの本のフロアにあるけれど10代の人や大人に読んでほしい絵本がたくさんあるので、少しでも1階に持って来たかったんです、と語ってくれたのが印象的でした。
植木さんは2階カウンター左横に「うんどうかい」というテーマでセレクト。コーナーの看板も超力作です。絵本やおはなしの本で運動会をあつかったものだけでなく、速く走るにはどうすればいいかといった子ども向けの実用書、お弁当の作り方の本など、一つのテーマで幅広いジャンルの本を組み合わせてみました!と話してくれました。
ここで紹介した以外にも、本棚の整頓やレファレンス(調査・相談)の実習を行ったり、予算管理や施設管理といった図書館運営の裏方の仕事についても学んでもらいました。6日間、長いようであっという間の図書館実習でした。大学の授業で学んだことが、実際の現場では思うように活かせずに戸惑ったこともあったようですが、熱心に、明るく、きびきびと取り組む姿は素晴らしく、中央図書館の職員もたっぷり刺激を受けました。
植木さん、村上さん、お疲れ様でした!

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