Pick up

空き家のコタエ 資産を活かす新しい投資術

空き家のコタエ 資産を活かす新しい投資術

著者: 大河幹男

詳細情報

えっ、それも空き家?あれも空き家?
閑静な場所にたたずむ一軒の家。昔から住んでいた方はもういないが、ご家族が年に数回荷物を運んでいたり見に来てはいるよう。しかしよくみると、草木は生い茂り窓も一部割れているところも。
このように、管理はされている様子はあるけれど誰も住んでいない家、よく見かけますよね。こうしたお家こそが空き家予備軍だということをこの本で知りました。「思い出がある」「先祖から受け継いでいる」「物置として使っている」など家を残す理由は十人十色。では残すのであれば、どう残すのが良いのでしょう。ただあるだけではもったいない!何か活用できたら…いやいや、そんな簡単には。でも…と、空き家をみるとつい妄想してしまいます。
本書では、活用事例をいろいろと紹介しています。例えば、一軒家を賃貸用に改装して誰かに貸したり、他人ではなく子どもや孫など次世代の新居にする提案もあります。また社宅であれば飲食連動型シェアハウスに、工場跡地であればガレージにするなど物件の活用アイデアがたくさん盛り込まれています。
自分にはあまり関係がないかな、と思って手に取った本でしたが読んだあとから空き家が気になって気になってしかたがなくなりました。これからも空き家に目を光らせていきたいと思います。
(中央図書館・TR )

まどろみの星たち

まどろみの星たち

著者: 菰野江名(こものえな)

詳細情報

諦めなくて大丈夫
私は、第一子妊娠まで図書館で働いていましたが、出産と同時に辞めざるを得ませんでした。当時は育休産休の制度が整っていなかったためです。そうして図書館から一度離れたものの、本好きな私はまた機会があれば図書館で働きたいと思っていました。
それから7年後、第三子を出産した後、たまたま目に入った図書館の求人を見て、また図書館で働きたいという強い思いに駆られました。しかし、保育園について調べていくと、近所の市営の保育園では1歳からしか子供を預けられないとのことでした。たくさん迷い、家族と相談しました。預かってくれる認定保育園がみつかりました。1歳にもなっていない子供を預かってもらうことは、とても不安でした。けれど、もしこのチャンスを逃すともう当分、図書館の求人はないことを知っていたので、がむしゃらでした。もし、息子を預かってくれる保育園がなかったら私はやりたい仕事をまた諦めていたでしょう。

この本は、夜間に働く人たちが夜の街の風景とともに描かれています。コンビニや飲み屋街で働く人、医療関係者など、さまざまな理由で夜に働く親たち。そして、夜の保育園で生活する子供たちが描かれます。それぞれに困難もあるけれど、保育士さんたちが子供たち一人一人に、そして家族にしっかり寄り添う姿が描かれています。
私は、「夜間保育園」という言葉をこの本と出合うまで知りませんでした。これまでその存在に気づかなかったのは、「まさか、子育てをしながら夜働くことはできない(仕事を諦めているはずだ)」という思い込みがあったからかもしれません。
でも、読み始めてみると、あの頃の私と同じだということに気づきました。
働きながら子育てしていることについてのこれでいいのだろうかという悩み、支える保育士がそこにいて一人一人の子供たちをしっかり受け止めてくれていること、たくさんの人に支えられて子も親も成長していくこと……そんな当時のいろいろな気持ちを思い出させてくれる一冊でした。
いろいろな立場の人がお互いを理解する。そうそうることで「あきらめなくてもいい」と思える人が増える社会になるんだろうなと思った。
(中央図書館・イミ)

noimage

2001年宇宙の旅

著者: アーサー・C.クラーク/著 伊藤典夫/訳

詳細情報

約半世紀ぶりに『2001年宇宙の旅』を観た件
『2001年宇宙の旅』は、SF映画の金字塔、あるいは史上最高傑作の一つとして語られる作品です。
私がこの映画を初めて観たのは高校生のとき、1981年10月25日テレビ初放送の日曜洋画劇場でした。公開から放送まで、今では考えられないほど時間がかかっていた時代です。期待に胸を膨らませて鑑賞しました。
……が、率直な感想は「@&$&¥★〇△▫■◆♀♂々〆※★」。
映像はとにかくすごい。でも、意味がまったくわからない。
残念ながら、私の中でこの作品は「評価の高い映画」にはなりませんでした。
それから約45年。先日、劇場で本作を鑑賞する機会がありました。テレビとは比べものにならない大画面の映像に見入ってしまったからなのか、あるいは自分自身が年を重ねたからなのか――理由はわかりませんが、初鑑賞時とは違い、今回はとても興味深く、面白く感じられ、強い満足感を得ました。
とはいえ、前回と比べて理解が深まるということはまったくありませんでした。
しかし、今はインターネットを駆使すれば、知りたい情報に簡単にたどり着ける時代です。Google様に尋ねてみたところ、本作が難解に感じられる大きな理由は、キューブリック監督がナレーションや説明を意図的にカットしたことにある、ということがわかりました。なんと、原作小説を読めば、その背景や意味がすべて書かれているというではありませんか。
そこでさっそく、真庭市立中央図書館にネット予約を入れ、原作を借りて読んでみました。
――45年ぶりにすっきりしました。私の中での評価は一気に爆上がり。
『2001年宇宙の旅』は、名実ともに「永久保存版の映画」になりました。その勢いで、4K仕様のBlu-rayまで購入してしまいました。
あとは、念願の大画面テレビを手に入れるだけです。
その日が一日も早く来ることを、心から楽しみにしています。(SANJI)

ネズミはなぜ回し車で走るのか

ネズミはなぜ回し車で走るのか

著者: 中島定彦

詳細情報

気になるあいつはハムスター
子どもの頃、ハム太とかハムチといった適当な名前をつけたハムスターを常に1〜2匹飼っていた。
図書館で最初に児童書の担当になった時、世間は何度目かのハムスターブームで飼い方の本も人気だった。小さなケージに入れて図書館に連れてきた子もいた。

しばらく忘れていたのだが、最近、またしてもハムスター(マイ)ブームがやってきた。Instagramにもアルゴリズムをしっかり学習されてしまい、ハムスター動画ばかり出てくる。
図書館の棚を眺めていても、目に飛び込んでくるタイトルに変化が出てきた。動画の中で、お皿みたいな形の回し車を回し続けては、勢い余って何度もすっ飛ばされるハムスターたち。これは本能か何かなのかと考えていたら、本棚で目が合ったのは『ネズミはなぜ回し車で走るのか』。そうそう、それですよ。

ハムスターを含むネズミ以外にもどんな生き物が回し車で走るか、いつ、どんな状況で、どのくらい走るか、楽しいのか苦しいのか等々が検証されていく。さまざまな研究結果が示されるので、「これこそが唯一無二の理由だ!」とはならず、すっきりはしない。でも、疑問を疑問のままで終わらせずに様々な仮説を立て、実験して、考えていく、その道筋をたどるのはたのしい。
(中央図書館・くろ)

ころべばいいのに

ころべばいいのに

著者: ヨシタケシンスケ

詳細情報

あるある!?
みんなとなかよくできたらいいけど、苦手な人、自分と合わない人はいる。心の中で「ころべばいいのに」って思うこともある。だけどきらいの気持ちにいろんな角度から向き合う主人公の女の子。絵本だけど大人にも読んでほしい1冊。
(学校図書館・アリエル) 

柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く

柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く

著者: 犬山スケッチ

詳細情報

本を読む気にならない時も…。
本が好きで、本に携わる仕事をしていて、毎日のように本と触れ合っていても(だからこそ?)、本を読む気分にならない時がある。
活字を読んでいないとウズウズする質なのに、読めない、気分にならない。

シリーズで愛読している本の新刊が出たのに、早速購入したのに、ずっと楽しみにしていたのに…。なぜか積読(つんどく)のタワーが出来る…!時間があっても読書の気分がやってこない。別に読まなくても良いのだけど。読めない事がプチストレスになる。

そんな時でも、積読のタワーを飛び越えてでも読みたい!となるのが、私の場合「柴犬(犬)や動物、ペットのゆるいコミックエッセイ」。
そう、まさに「柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く」は今の気分にぴったり!

ぽんちゃん可愛い~!!
柴犬あるある過ぎて、うなずきながら読んじゃう!
我が家の黒柴くんにも似てる!共感の嵐~!
自分にも絵心もしくは文才があったなら~!と妄想しちゃう!

静かに読みながら、心の中は盛り上がる。
そして読み終えたら、心がほっこりして、少し元気になっている。

気持ちや身体が疲れている時って本読めないものです。心のリハビリになる本があると良いですね。
(学校図書館・みみさん)

ひこうきがしゅっぱつします

ひこうきがしゅっぱつします

著者: 岡田 光司:写真 岡田 康子:文

詳細情報

緊張感の先に待つものは
飛行機を利用する時は、いまだに少し、緊張する。搭乗するまでの手順の確認や、年々自動化する各種手続きの操作方法など、自分にとって、いくつかの不安要素があるためだ。さらに、いざ機内へ、という段階になっても、安心はできない。以前、羽田空港で、搭乗口が変更になっていたことに気が付かず、慌てたことがあった。その時、たまたま通りかかったスタッフの方に快く案内してもらい、無事間に合ったが、バスで移動するほどの場所の変更だったため、もし一人だったら…と考えると、今でも冷や汗が出る。            
ほかにも、大きなことにはならなかったが、飛行機に関するちょっとしたハプニングは、これまでに何度かあったように記憶している。
とはいえ、飛行機の旅は楽しい。私にとって、飛行機は、ただの移動手段ではなく、特別感と高揚感を味わうことができる、唯一無二の乗り物だ。
この本は、羽田空港で、飛行機の着陸から離陸までの間に行われている仕事を取材し、時間ごとに写真で紹介した絵本である。見開きいっぱいに広がる駐機場の様子は、臨場感にあふれ、思わずページの隅々まで確認してしまう。初めて飛行機を利用する人も、そうでない人も、ページをめくるごとに、新たな発見があるのではないだろうか。
私たちが、無事に目的地に到着するために、たくさんのプロフェッショナルの存在がある。トラブルが起きても、落ち着いて対応してくれる安心感がある。表に見える仕事も、見えない仕事も、全ての役割が重要だ。
もしかしたら今後も、飛行機の利用で困ることがあるかもしれない。そんな時は、プロフェッショナルの力を信じればいい。少しの緊張をくぐり抜けた先には、今日もあの、充実した時間が待っている。
(学校図書館・本物のコアラを見たい)  

ねこは液体

ねこは液体

著者:  「ねこは液体」調査委員会/編

詳細情報

本当に液体?
もう過ぎてしまいましたが、
2月22日は「猫の日」なのはご存じでしょうか?
私が子どもの頃は犬を飼っていて犬派でしたが、大人になり、猫の写真を見るうちに、猫も可愛い~と感じはじめた猫派です。そんな私が犬派の人にも猫派の人にも、見てほしいのが【ねこは液体】という猫写真集です。まず表紙に写っている猫のインパクトが強烈。こんな感じに、狭い場所にスポッと収まったりビヨーンと伸びをしている猫たちの写真が満載で、つきたてのお餅や液体のように見えてきます。それにしても可愛すぎ。猫の体の中、一体どうなっとるん?と思わずツッコミを入れたくなります。

後から気づいたのですが、この写真集、2022年のイグノーベル賞を受賞した「猫は個体かつ液体の両方になれるのか?」という研究を実証しているようなのです。
ここで液体の意味を国語辞典で調べてみると…
『液体…形が一定せず、体積はそのままで、どんな容器にもおさまる、たとえば水や油のような物質。』とあり、この定義が猫達にも当てはまるので、私自身も「猫って液体なのかも?」と思うようになってきました。(笑)

私のイチ推しは、ビンの中にスポッとハマっているノーマンちゃん。言葉では表せない何ともビミョーな表情に癒されたので、ぜひ探してみてください。皆さんも猫達の可愛さ・柔らかさに驚かされながら「猫が本当に液体なのか」をぜひ検証してみてください。


《参考文献》編修代表/林四郎.例解新国語辞典 第七版.三省堂.2006.112P

(学校図書館・(さんさん)

マラソン1年生

マラソン1年生

著者: たかぎ なおこ

詳細情報

とりあえず走ってみよう!!
 私のスポーツ歴を簡単に振り返ってみますと…
小学生の頃から運動は苦手で、体育や運動会は6年間苦痛な行事として終わりました。中学校に入り、軟式テニス部に所属したもののまったく活躍できず…。社会人になってからは、すっかりスポーツとも縁遠くなり、近所のスポーツジムに通ってみましたが続かず…。このままではダメだと思い、登山を始めました。登山グッズをそろえ石鎚山、那岐山、三原山などいろんな山に登りました。しかし、クマ出没ニュースを見て怖くなり登山もやめてしまいました。
 そんなとき、職場の男性陣たちが「岡山マラソンに当選した!」とか、「愛媛マラソン走ってきました!」という話題で盛り上がっているのを聞いても走ることに興味がない私は「ふーん、長距離走るなんてすごいな」くらいの気持ちで聞いていました。
そんな私がついにマラソンに目覚める日がやってきたのです。きっかけは、登山を阻んだクマへの恐怖でも、健康意識の目覚めでもありません。「名探偵コナン」のTシャツです。真実はいつも一つですが、私の動機も一つ。あのTシャツが欲しすぎる、ただそれだけなのです。
スイカ・ながいも健康マラソンへの出場。それは、コナン君という「推し」を手に入れるため!しかし、この本を読んで「走る=苦行」ではなく、「自分のペースでいい、運動神経は関係ない」という言葉は私への福音でした。
 これからは、マラソンに湧く男性陣の会話に「ふーん」と流す自分とはおさらばです。コナンTシャツを身にまとうため、第一歩を踏み出し、とりあえず走ってみます。
いざ、出陣!
(学校図書館・カーニさん)

きょう、ゴリラをうえたよ

きょう、ゴリラをうえたよ

著者: 水野太貴

詳細情報

日本語って、子どもって、奥深い
先日、我が家のスーパーおしゃべりボーイ5才とお絵描きをしていたところ、渋めのかぐや姫の絵を見て「これ、引き笑いじゃーん」と言った。「引き笑い…?それはあなたの笑い方じゃん」と母は思ったが、絵を指さしながらゲラゲラ笑っているのでちょっと考えた。そして気づいた「は!福笑いね!」と。母も爆笑。まだまだ言い間違いがかわいいお年頃。いつもほっこり&爆笑させてもらっている。こんな風に小さな子の言い間違いほどくすっと笑えたり、そうくるかー!と思わされるものはない。
本書『きょう、ゴリラをうえたよ』にはそんな子どもたちの言い間違いや発言がたくさん載っている。単なる単語の覚え違いから、大人も思わずうなってしまう答えまで多種多様だ。1歳児から小学生までの言い間違いを集めた本書だが、ただのおもしろ言い間違え集ではない。言語学を学ぶ著者によるとここにはことばの本質がつまっているということだ。日本語は世界でも使いこなすのが難しい言語だと言われているが、子どもたちの言い間違いもそんな日本語の難しにもあるのかも…。ぜひ著者の解説とともに子どもたちの言い間違いを味わってほしい。

そしてゴリラとはいったい何を植えたのでしょうか?
(学校図書館・さそり座の女)

PAGE TOP